テレワークになってから、部下との関係の築き方がわからなくて。何か良い方法ありますか?
突然のテレワーク… 難しいですよね。私の会社では昔から行なっているので、いくつかTIPSをシェアできたらと思いますよ!
こんにちは。英会話講師 兼 とある大手の外資系企業のチームマネジャーをしているasano ( >> profile)です。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響や、安倍総理大臣の緊急事態宣言で、テレワークを余儀なくされた方も多いですよね。
初めてだったり、慣れないテレワーク。
特に部下がいる人は、どのように部下と良好な関係を築いていけば良いか・どうコミュニケーションをとったら良いかなど、迷いますよね。
今日は、テレワーク歴5年の私が、体験を踏まえて、皆さんにテレワークがうまくいくTIPSを紹介していきますね!
良好なコミュニケーションの3つのコツ
突然、自宅勤務になり、嬉しい気持ちの反面、普段とは状況が変わってやりにくいことも生じてきます。
田舎で広い一軒家なんかに住んでいるのであれば、自宅勤務と言われてもスペースは広いし、庭もあるし、自然も豊かだし、悪くないですよね!
ただ、今回テレワークを主に強いられているのは、都会で毎日満員電車に乗っているような方が多いと思うし、都内だったりすると部屋も十分な広さはなかったりして、ストレスも溜まりやすい環境。
その中で、部下に対する関わりって、とても大切になってきます。
下記にあげる3つは、日頃から大切ですが、特にこのテレワーク環境下では意識したい(部下やメンバーに感じてもらいたい)3つのポイントです。
仲間意識
会社、チームや部の中、自分が受け入れられている(属している)ということを、部下かしっかりと感じられるかです。
オフィスにいると、毎日顔を合わせて、たわいもない会話をしたりする瞬間もあったりと、気付かないところで仲間意識を高められる行動があるんですよね。
「今までは、わからなかったことも、隣に座っている先輩に気軽に聞けていた。」
「周りの会話を聞いていると、温度感で何を優先して進めるべきかなど感じ取れていた。」
そういったものも、テレワークの環境下ではできないですよね。
テレワークになってから、部下とのコミュニケーションの回数・量は減っていませんか?
あなたが感じているように、部下もあなたとのコミュニケーションが減ったことを不安に感じているかもしれません。
私も、テレワーク開始前は、部下との1 on 1 ミーティングは2週間に一度の頻度で行っていました。
現在、完全にテレワークになって、2週間に一度だとコミュニケーションが足りないと思い、途中から毎週実施することにしたのですが、かなり状況が改善されました。
特に私のチームでは色々な作業があり、マルチタスクで動かなければなりません。
ジュニアのメンバーは、その優先順位を間違えてしまいがちなんですよね。そういった認識合わせのためにも、毎週部下と自分だけの時間を作り、不明点などをクリアにさせてあげる時間を作ってあげてくださいね。
下記のようなことを実行してみましょう。
- ビデオ会議でも、ビデオを必ずONにする。
- お互いの表情が見れるだけで「つながり」感が強まります
- 1 on 1 やキャッチアップミーティングの回数を増やす
- ただ話すだけでも、部下は自分がチームの一員としていることに安心します
- 笑顔や声のトーンをあげる
- 忘れがちですが、同じ空間にいない分、より意識しましょう!
- ミーティングの最初にアイスブレイク
- これもすでにやっているかもしれませんが、今まで以上に行なって気持ちに余裕を持たせてあげましょう
- 聞くこと
- 毎週のアップデートなどこちら発信だけでなく、部下の意見や状況を聞く時間を作りましょう
環境整備
部下が、自宅でも集中できて働ける環境が作られていることが、大切です。
新型コロナウイルスの状況下で、テレワークを推奨している時点で、会社は私たち従業員の安全を考えてくれています。
あなたは部下に、そういったメッセージをしっかり伝えてあげられていますか?
慣れない環境下で、想像以上のストレスを溜めている部下もいます。
仕事上難しい部分もありますが、今は例外のシチュエーションだと割り切って、生産性が下がるのは仕方ないと理解しましょう。
私の部下の一人で、テレワークをしたくないと頑なに拒んでいた人がいました。
過去、テレワークの仕事をしていたようですが、家族が家にいたり、集中でず仕事が進まなかった経験があったようです。
もう一人の部下は、
とはいえ、会社の判断でのテレワーク。
オフィスも閉鎖となり、家でやる他ありません。
その人のために環境は最善のものを整えてあげましょう。
- 備品
- WIFIやVPNの整備、デュアルスクリーンの調達など、ITチームにかけあってみましょう
- 時間
- 柔軟に。子供がいる人は、朝4時間、夜4時間などに分けてもOKなど
また、透明性のあるコミュニケーションが一つのKEYになります。
可能な限りではありますが、生産性より、彼らの命が大切というメッセージは伝えてあげられるといいですね。
自らの存在意義
部下が、自分は価値があると認められている、重要と思われていると感じられているかが大切です。
私たちは、一人一人は異なった方法で、会社やチームに貢献しています。
それぞれが違った価値を生み出しています。
それを高く評価し、認め合えるような文化があなたのチームにはありますか?それはしっかり機能していますか?
外資系企業では、部下が外国人であったり、性格や文化、感じ方なとも違ったり考えさせられることも多いですよね。
その中で、人それぞれ、向き不向き得意不得意があり、それを上手く見極めてリソースを配分するのがマネージャーの役目です。
自宅で仕事をしていると、自分が正しいことを行なっているのか、自分の評価はオフィスで働いていた頃と変わっていないかなど、部下は不安になります。
テレワーク期間では特に、メンバー間でのコミュニケーションが少なくなる分、意識してお互いの成功やアチーブメントを祝い合ったりするような環境を作ってあげたいですね。
さいごに
この3つの項目は、もともとの人間の欲求でもあります。
離れていると感じにくい、欠乏しやすい欲求を満たしてあげることで、さらにあなたと部下との繋がりが強まり、良い関係を気付きあげることができます。
仲間意識 + 安心感 + 自らの存在意義 = 信頼
この3つを意識し、これからも良いリーダー、マネージャーを続けていってくださいね!
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