実録!外資系企業のコロナ対策!テレワークの良さとは?

実録!外資系企業のコロナ対策! 外資系で働く

私の勤める会社は、都内の商業地域にあります。

コロナウイルスが日本に蔓延し始めてから、早くも2ヶ月近くが経とうとしています。

日本で第一感染者が発見されたのは2020年1月16日。厚生労働省が、中国の湖北省武漢市武漢市に滞在した後に日本に帰国した、神奈川県在住の30代の男性から新型コロナウイルスが検出されたと発表しています。


昨年12月に武漢市で報告されてからおよそ1ヶ月後のことです。


さて、私の働くフランスの外資系企業では、日本で感染者が発見されたおよそ2週間後の2月3日から、WFH(ワークフロムホーム、つまりテレワーク)を実施しています。


周りを見るとまだまだ企業としての対応はまばらですが、今日は外資系と日系企業でコロナ対策への違いはどれほどあるのかみていきましょう。

英語を習得し、自由なライフスタイルを手に入れてもらうための情報発信を行っている asano です。
20歳で大学を中退。英語力ゼロ。奮起し渡米。24歳でカレッジを卒業。卒業後は、ウェブマーケティングのベンチャー企業を経て、仏大手ウェブ広告会社に移籍。同時に英会話指導を開始し、のべ300人への英語指導経験をもつ。大手英会話スクールの人気講師。 >> もっと読む
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外資系企業の対応 – 実体験

私の会社(フランスの外資系企業)では、2月3日からテレワークが実施されています。東京のオフィスにいる社員数はおよそ150人。全社員が家から仕事をするというのは、今まで執り行われたことのない取り組みだったので、かなり慎重な開始でした。

スケジュール

  • テレワーク推奨期間
    • 2/3 〜 : テレワーク推奨、オフィス勤務OK(マネージャー報告必須
    • 2/25 〜 : テレワーク推奨、オフィス勤務OK(マネージャー許可必須
  • テレワーク強制執行期間
    • 3/13 〜 : テレワークのみ可、オフィス勤務禁止

【2/3 〜 3/12】テレワーク推奨期間

1/29 – 管理層で話し合い

まずは、各部署のリーダーたち(30名ほど)が集まり、翌週からのテレワーク実施についての意見交換を行いました。

賛否両論ありました(下記記載)が、すでに日本で感染者が出ている背景を踏まえ、弊社は翌週2月3日からテレワークを推奨するということに決定しました。

  • 賛成意見
    • 静かで集中できる
    • 通勤時間の短縮により、自分に使える時間が増える

  • 反対意見
    • Face to faceで行うことで簡単に意見を出し合える環境がなくなる
    • 家に子どもがいて騒がしくて集中できない
    • コンピュータのセットアップ(ダブルスクリーン)がないため生産性が落ちる
    • Wifiが遅い
    • VPNが遅い

1/31 – 全社ミーティングで、テレワーク決定報告

翌日に全体ミーティングでの発表が決定したので、その前にチーム内への共有をしました。

翌週の2月3日からのテレワークはあくまで『推奨』であったため、チームの懸念はそれほど大きくありませんでしたが、テレワーク経験者で、テレワークでは集中できないとわかっているメンバーがいたため、そういった人はマネージャーへ報告することでオフィス勤務することが可能というところからスタートでした。

2/17 – 第一次問題勃発

幸い私のチームにはいませんが、新入社員トレーニングがやりにくいとのフィードバックが多く、トレーニングプログラムの再考が余儀なくされました。

新人チームのマネージャーは、会議などがないときは常に新人とVideo Chatを繋げて、質問があれば常に聞けるような体制にすることで、不安解消を行うこととなりました。

同時に、営業チームは見込み客や顧客に電話をかけなければということで、テレワーク開始時以降は、個人携帯を使っていたようですが、自分の番号が相手に伝わってしまうという懸念があげられました。
ITチームが個人携帯でも使用できる特別なアプリケーション(特定の電話番号から電話が出来、電話代も個人携帯には請求されない)を準備し始めました。

2/21 – マネージャー許可必須体制へ変更

状況から判断し、これまでマネージャーへ報告さえすればオフィス出社はOKとしていましたが、この日を境に、更にルールは強化され、マネージャーの許可がないとオフィスに入ることは禁止となりました。

【3/16 〜】テレワーク強制期間

3/16 〜 状況変更に伴う体制の変更

更なる状況の悪化に伴い、オフィス閉鎖の決断が下されました。

何があってもオフィスに行くことは許されません。

ここですごいと感じたのは、明確に上層部からのメッセージがあったことです。

『今は生産性より、あなたとあなたの家族の命が優先だ。』

生産性が下がっても仕方がないし、それはすべて想定内だから、家で仕事が思ったより進まなくても心配しなくていい、会社は理解している、命を守ることに注力しなさいとのこと。

こういったメッセージが、非常事態宣言も出ていないのに出せる会社は素晴らしいと感じました。




4月4日現在、会社全体がテレワークにも慣れ、上手く仕事も回っています。
私自身は、数週間前に実家のある山梨に戻ってきており、しばらくこのまま仕事を続けてみようと思います。

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テレワークのメリット・デメリット

このように、急遽会社でテレワークを余儀なくされ2-3ヶ月経った今、メリットとデメリットをお話しします。

  • メリット
    • 意外と生産性は下がらない
    • 静かだから集中できる
    • 地元から働けるので、両親の近くにいられる
    • 満員電車に乗らなくて済む

  • デメリット
    • 働きすぎてしまう(定時過ぎても仕事に没頭してしまう)
    • マネージャー目線で:
      • チームとブレインストーミングがしずらい
      • メンバーの仕事の進捗が簡単な会話で複数人同時に確認できないため、1 on 1 のミーティングの頻度が上がる
      • メンバーのストレスが溜まらないよう頻繁にChatなどで確認する必要がある


といったところでしょうか。

デメリットとしてマネージャー目線としても書きましたが、これはマネージャーの当然の責任だと思うので、追加の作業ではありますが慣れてきたら気にならないと思います。

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さいごに

人はいかなる時も、変化を恐れます。

今回のテレワークの決断も、最初は半数以上が大きな不安を抱えていましたが、現在は慣れて仕事もスムーズに進んでいます。

人間の順応性の高さに驚かされるとともに、今後はテレワークがもっと企業に根付き、どこからでも働けるような環境が増えていくといいですね。

そうなるためにも、いち早くコロナウイルス(COVID-19)が終焉しますように。

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