Black Lives Matterの意味は?Blackout Tuesdayとは何が違うの?

Black Lives Matter 英語を学ぶ

先日、ミネアポリスで白人の警察官がアフリカ系アメリカ人である黒人のジョージ・フロイド氏の首の上に膝を乗せ、8分間近くもの間押さえつけ、男性はその後病院に運ばれたが亡くなったという、とても悲しい事件が起きました。その後に世界各地でデモが起こっています。

あまり政治のことなどを書くことは少ない私ですが、今回はどうしても… 書かずにはいられませんでした。


このBlogを読んでくださっている方の多くは、きっとこれからもっと英語が話せるようになって、海外などにもたくさん行って・・・と思って英語勉強に励まれている方が多いと思います。

日本にいるとなかなか肌感覚で伝わっていないと思いますが、アメリカを含め世界中で『黒人差別』はまだまだあります。
黒人だけじゃなく、私たちアジア人の差別もありますが、1番顕著なのはやはりまだまだ黒人への差別です。
それを知ってもらいたくて、書いています。

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Black Lives Matterとは?

Black Lives Matter (ブラック・ライヴズ・マター / BLM) は 、2012年頃から使用し始められた言葉です。
当時17歳だった黒人のトレイボン・マーティン少年は、地元の自警団ボランティアだった当時28歳のヒスパニック系アメリカ人であるジョージ・ジマーマンによって射殺されました。少年は武器など持っていませんでした。それ以後、黒人が警官に殺害されるたびに全米各地で大規模なデモを行っています。

Black Lives Matter.
Black = 黒人
Lives = 生命 (Lifeの複数形)
Matter = 大切である

直訳すると「黒人の命 “は” 大切」となります。
ただ、この言葉の背景は「白人特権の社会で白人の命のみが尊重され、黒人の命は無下にされてきたけれど、黒人の命 “も”同等に大切。」ということを意味します。

なので、いろいろな場面で、
Black Lives Matter. = 黒人の命“も大切 と訳されます。

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Blackout Tuesday

Blackout Tuesday(ブラック・アウト・チューズデイ)は、先日ミネアポリスで起きたジョージ・フロイド氏の死亡事件を受け、アメリカの音楽業界や著名人などが賛同して、2020年6月2日の火曜日に “ブラック・アウト・チューズデイ” を実施しました。

その日は業務を一時停止し、社会や企業などいたるところに存在する人種差別や不平等に意識を向けよういう取り組みです。
アメリカの大手レーベルや制作会社に始まり、音楽業界以外の団体、一般人らも参加し、人種差別に対して抗議姿勢を、SNSやデモなどを通じて訴えています。

日本の著名人の方々も、SNSに黒いイメージ画像をポストしている方もたくさんいますね。

Blackout Tuesday.
Blackout = 中止
Tuesday = 火曜


SNSで投稿する際に、黒いイメージとともに「#BlackLivesMatter」や「#BLM」というハッシュタグを使わないように求める声が上がっています。
全て黒いイメージで埋め尽くされてしまったら、これらのハッシュタグで本来伝えられるべき重要なメッセージが埋もれてしまうことが懸念されているからでしょう。


Blackout Tuesday は、仕事から離れ、コミュニティと再び繋がる日 として認識され、今後のコミュニティにおいて重大な変革に全力で取り組むことを目的としています。

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アメリカの文化を知るために:推薦映画

こういった黒人差別の文化は、日本にいる私たちでは肌ではあまり感じられないものです。

ただ、多民族国家であるアメリカでは、本当に根深い問題です。
私もアフリカ系アメリカ人の友だちは何人もいますが、そういった思いを抱えていることを考えると、とても気持ちが苦しくなります。

そういった状況を知るためにも、オススメの映画があるのでお話しさせてください。
私の趣味である映画鑑賞ですが、この2本は繰り返し見ているものです。
アメリカに住む黒人の人たちの生活をリアルに描いているものです。

ヘイト・ユー・ギブ

ヘイト・ユー・ギブ。
英語タイトルは、The Hate U Give.
The hate = 憎しみ
U = You = あなた
Give = くれた

つまり、ヘイト・ユー・ギブ(あなたがくれた憎しみ)です。

ティーンネイジャーの主人公と、その家族・仲間の話なので見やすいのでオススメします。
かと言って内容が軽いわけではなく、主人公が社会の理不尽さへの憤りと恐怖に戸惑う姿にやるせなさを感じます。アメリカで黒人の子供たちがたたき込まれる警官への接し方ー日本人の私たちでは想像もつかないことですが、最後には家族や仲間の愛情で希望を感じさせてくれます。

映画だけでなく、Kindle版でも読めるようです。

フルートベール駅で

2009年にカリフォルニアで実際に起きた事件が基に作られています。
私が住んでいた地区のすぐそばで起こった出来事で、当時私は近くに住んでいました。ニュースは今でも覚えています。

2009年ー。今から11年前ですが、まだ同じような事件が起きていることが悲しいですね。

さいごに

Black Lives Matter.
黒人の命も大切だ。

Blackout Tuesday.
人種差別に意識を向けるため仕事から離れ、コミュニティと再び繋がる日。

こういった人種差別などをもっと知るためにも、どちらの映画も重いテーマにはなっていますが、もっと多くの人が知ることで、無知による差別が減らしていけることを心から願っています。

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