こんにちは。
英会話講師のasano ( >> profile)です。
なかなか英会話力がついてる気がしないんです…
そうなんですね。
では、ご自分が何が足りないかお分かりですか?
うーん…
書くことは苦手ではないんですが、話せなくて…
なるほど!
ただ、その前に理解しておくべき4つのポイントがあるので、今日はそのことについてお話ししましょう。
英会話の上達って、自分ではなかなか分かりにくいものですよね。
それは、自分の弱点が見えないまま、英会話の扉を開けてしまうからなんです。行く方向が定まっていないままスタートしても、遠回りしたり、道を間違えたり、最終的なゴールにたどり着けないことだって起こり得ます。
自分が上達しているかわからない → 勉強していることに意味があるのかわからなくなってくる → やる気がなくなる → 勉強するのをやめてしまう
この魔のスパイラルの陥って、挫折してしまうことが多いんですよね。
英会話の上達を測る指標となるものは、試験やテストが一般的ですが(英会話力のみで独立しているテストなどはあまりなく、有名な英検やTOEICなどは一部で英会話 = スピーキング力が必要です)今日はその前段階として、『自分が英会話を学ぶ(英語を話す)上で、何か足りていないのか』を理解していきましょう。
『知識が足りない』を細分化
私は、新しくレッスンを受講され始めた生徒さんに、必ず下記の4つの質問をしています。
「英語がスラスラ出てこない理由は、ご自身でお分かりですか?😊」
大体の皆さんが、こうおっしゃいます。
「うーん、知識がまだ足りないから…かなぁ…」
そうですね。それも一つの理由としてあると思います。だけど、それだけではないんです。
それを紐解くために、私は4つの質問を付け加えます。
知識が足りないのは、
- 言おうと思っている単語が出来てませんか?
- 単語はバラバラと浮かんでくるけど、それが組み立てられませんか?
- 単語も文もは組み立てられたけど、その発音がわかりませんか?
- 上記すべてわかるけど、間違っていたら恥ずかしい!と思って話せませんか?
さて、皆さんはどれに当てはまるでしょうか?
この中で一つだけの人も、全部が当てはまった人もいるかもしれません。
例を一つ上げておきます。
Rikaさんは、以前、旅行でグアムに行ったそうです。
スキューバダイビングの現地ツアー中に若いカップルがいて、「日本にはグアムみたいな島はあるの?」と聞いてきたそうです。
そこでRinaさんは、
「”〜みたいな”って表現、あったな…! “Like”を使った気がする….」
と、考えたそうですが、思い出せなく、
“Okinawa! Warm island!” (沖縄!暑い島!)
と、単語を並べただけの結果に終わってしまったそう。
相手も、一応理解はしてくれたようですが、それ以上会話を展開できなく、とてももどかしい気持ちになってしまったそうです。(ちなみに、一つの正解表現は、”Okinawa is a warm island like Guam!”)
この場合、彼女は「2」ですよね。
2. 単語はバラバラと浮かんでくるけど、それが組み立てられない。
こういう人の場合は、文法の基礎から学びなおしましょう。
足りない知識別!まず学ぶべき内容
そのような対応表が下記になります。
足りない知識 | 注力して学ぶこと |
---|---|
1. 言おうと思っている単語が出来ない | 英単語・慣用句 |
2. 単語はバラバラと浮かんでくるけど、 それが組み立てられない | 文法 |
3. 単語も文もは組み立てられたけど、 その発音がわからない | 発音 |
4. 上記すべてわかるけど、間違っていたら恥ずかしい! と感じる | 欧米文化と慣れ |
言われてみると当然かもしれませんが、意外と体系化することで理解がしやすくなってきますよ。
4番に関しては、日本人に非常に多いです。これはとてももったいない!
私たち日本人は、真面目で知識をもっている人もたくさんいます。
改めて「勉強する」というよりは、文化や慣れ、練習することでどんどん話せるようになる人もたくさんいるので、自分が実際に何が足りてないのか、理解してから英会話勉強をするようにしましょう。
さいごに
当たり前のことかもしれませんが、手当たり次第に英会話を勉強していくと、量が多すぎて挫折してしまう確率が高くなります。
自分が何がまず一番欠けていて、補うべきなのか。
それをしっかり把握して、効率よく勉強していきましょう!
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